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こんにちは!うるま市江洲・宮里エリアにあります学習塾ベンガルです!
勉強法の本を読んだので内容を紹介します。
読むのが大変な本ではあるので何回かに分けてシリーズとして紹介します。(実験や論文を淡々と紹介していく本なので、興味がないと読めない類の本です 笑)
勉強は、自分で自分をテストしながら進めてください。自分で「覚えているか、できているか」をチェックすることでより定着する度合いは高くなります。
はい。わかりました。今日は終わりですか?
いいえ!もう少し続きます!
一口に「覚える」といっても、脳には「覚える作業」と「取り出す作業」があります。
よく「覚えたけど、思い出せない」ってことありますよね。
これはやった!勉強した!ってことはわかるけど、どうしても思い出せない。
そういう時って、答えを聞いたときに「あ、そうだった!」ってなりますよね。
この体験からもわかるように、インプットする作業とアウトプットする作業は少しちがいます。インプットしても外に出す作業でつまずくことってあるんです。
インプットした知識は、脳内のどこにいったのかわからない状態になるので、取り出す練習をしないといけないわけです。
自分で自分をテストすることは、覚えたかの確認以上に思いだす練習をしているのです。
テストの効果を実証した実験が紹介されています。
AとB、2種類の文章を用意して暗唱のテストの結果を比較する実験が紹介されています。
Aの文章は文章は「2回とも勉強(7分×2)」。Bの文章は「 7分間勉強& 7分で思い出せるだけ書く」という形式で学習。それを5分後、2日後、1週間後に確認テストを受けさせました。
すると、7分を思い出す練習にあてた方が成績がよいことがわかりました。(下図参照)
5分後なら2回勉強が勝つのに?
そう。逆転するガル
しかも、それは時間がたつほど差が開いています。
「14分勉強するよりも、7分勉強して7分自己テストした方が良い」という結果は驚きです。
この結果から勉強時間の中に自己テストを入れた方がより覚えている確率が高くなると言えそうです。また、あまり間隔をあけずにテストをし、その都度答えを確認する方が良いともしています。
友だち同士での一問一答もいいのか?
それも一種のテストと言えるガル!
つまり、同じ準備でも、テストと勉強はイコールではないと言うことだ。実際、自分で自分をテストすることの方が勉強よりも効果が高い。
『脳が認める勉強法』ベネディクト・キャリー(ダイヤモンド社/2015)
ここまでで自己テストの効用についてのお話は終わりですが、なんとこの本には「事前テスト」の効用も書かれています。
先にテストやっちゃうの?
先にテストやっちゃう方が定着しやすいんです!
これから勉強する内容を事前にテストしても、その後の勉強での効率がアップするそうで、まったく内容がわからないものでも効果が認められるようです。
これから中国の地理について勉強するとすれば、勉強を始める前に中国地理のまとめテストをする感じです。
知らないことのテストなので「もしかしたらあれかな?これかな?」「昔、テレビで見た気もするぞ?」のように、すでにある知識を総動員することで答えようとします。
それが実際に学習に入ったときに活用されて身に付く割合が高くなるというわけです。
ここで大切なのは「知識を総動員する経験」です。普通はそうやって授業を聞いたりはしないと思いますので。いつもより能動的に学ぶ準備ができちゃいます。
受け身の学習でなく、能動的に考える作業をはさむことで効果が高まるのではないでしょうか。
本日は自己テストについて紹介しました。お読みいただきありがとうございました。
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