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こんにちは!うるま市にあります学習塾ベンガルです!
本日は「勉強の耳薬(みみぐすい)」コーナーとしまして、勉強法の紹介をしたいと思います。
テスト勉強や受験勉強をうまくいかせたい中学生や、それを支えてあげたいお家の方におすすめの記事です。
心理学者のD・R・ゴッデンとA・D・バデリーが数名のダイバーを雇い、実験を行いました。
それは、海に潜って単語を覚えてもらうというもの。
それを、地上でテストするグループと水中でテストを受けるグループを比較したところ、水中グループの成績が30%よかったといいます。
ここから、勉強時の環境を再現できればより多く思い出せるとされています。
とはいえ、試験をお家で受けるわけにもいきません。テストの時にまったく同じ環境を復元するのはなかなか難しいものです。
そこで勉強する環境を変えるという実験が行われました。
心理学者のスティーヴン・スミスとロバート・ビョーク、アーサー・グレンバーグの実験では「環境を変えて勉強した方が思い出しやすい」という結果が得られました。
この2つのグループに「ごく普通の教室(AもBも使っていない部屋)」でテストを実施したところ、40%以上の差がつきました。
もちろん成績の良かったのはBグループ(2回とも異なる環境で勉強)です。
勉強して知識をインプットするとき、その知識だけでなく、まわりの環境についての情報もセットで脳内に保存されています。(しかも無意識のうちに)
思い出す時に、その環境がフックとなって思い出しやすくなると考えられています。
環境を変えることで手がかりを増やすことができます。
「あ〜この単語、○○と一緒に勉強したんだけどな〜。あれはたしか、教室の入り口ぐらいの席で…」と想像しているうちに思い出すという経験をしたことのある人は多いと思います。
その意味でも環境を変えたり、やり方のバリエーションを増やすと良いといえます。
勉強という体験には自覚している以上にさまざまな面があり、そのなかには記憶の保持に影響を与えうる面があるということ。
『脳が認める勉強法』ベネディクト・キャリー(ダイヤモンド社/2015)
たとえば英単語を覚えるときにも、学校でやる、家でやる、カフェでやる、公園でやる、歩きながらやる、友達と問題を出し合うなどして場所ややり方を変えることが有効です。
テストの時に思い出す「きっかけ」を増やしておくことにつながるからです。
もしかしたらテスト中に外から鳥の鳴き声が聞こえるかもしれません。
その鳴き声を聞いた脳は、公園で覚えた単語を思い出す力を強めるのです。
こういうささいな情報から思い出すのは、無意識に行われるものです。けして「あ、鳥が鳴いている。鳥?そういえば公園で鳥が鳴いてたな…。あ、思い出しだぞ!」みたいな意識が働くわけではありません。なんとなく思い出せるということです。
場所を変えるのが難しければ、すこし変えるだけでも良いでしょう。
シャーペンを変えてみる。服装を変えてみる。ちがう友人と勉強してみる。時間帯を変えてみる。教科の順番を変えてみる。
同じでなく、変化を作り出すことが大切です。そうやって工夫しながら勉強すると、思い出しやすくなります。
環境を変えさえすれば、どの部分を変えるかは大した問題ではないということだ。
『脳が認める勉強法』ベネディクト・キャリー(ダイヤモンド社/2015)
準備するときの環境はいろいろと変えたほうがいい。(中略)場所を変えてみるといい。時間帯を変えてみるといい。部屋にあるギターを外に出そう。部屋でしていたことを、公園や森でしてみよう。いつもと違うカフェに行こう。練習するコートを変えよう。クラシック音楽の代わりにブルースを流そう。いつもの手順や環境に変化を持たせれば、予行練習の内容が豊かになる。
『脳が認める勉強法』ベネディクト・キャリー(ダイヤモンド社/2015)
環境を変える中で、複数回に分けて勉強することにもなり、復習効果が高くなります。いろんな場所といろんな時間でちょこちょこと勉強にふれていく方が良いのかもしれませんね。
ベンガルの生徒も自習の席を変えたり、教科を変えたりしながら勉強してみてください( ´∀`)
それでは本日はこれにて。お読みいただきありがとうございました。
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