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こんにちは。うるま市で開業予定の学習塾ベンガルです。
本日沖縄県内を揺るがす大きなニュースが飛び込んできました。
報道によると 「沖縄県教育庁は県立高校や特別支援学校などの県立学校の一斉臨時休校措置を5月の大型連休明けまで延長する方向で検討している」とのこと。国の緊急事態宣言に合わせた格好となります。
沖縄県内でも新型コロナウイルスの感染者増加に歯止めがかかっておらず、今後も感染拡大が予想されます。
県内の中学校でも先生が感染する事例が発生しており、沖縄県教育庁としては苦渋の判断を迫られた形となります。高校生の安全を図るためには仕方のない措置であり、良い判断だと考えています。
今後の情勢次第ではありますが、中学校、小学校も呼応して休校再延長の判断を行う可能性もでてきました。
新学期開始が1カ月以上も遅れ、3月の半ばから1カ月半もお休みしていることになります。
今後の見通しが立たず、GW明けに新学期を再開することも確実とは言えない状況の中、学習面での遅れが心配されます。そこで今日は休校中の自宅学習について書いておきたいと思います。
こちらは経済産業省の『未来の教室プロジェクト』内の新型コロナ感染症による学校休業対策特設ページです。
未来の教室プロジェクトとは
人間がAI(人工知能)と共存していく社会で必要となる能力を「創造的な課題発見・解決力」(チェンジ・メーカーの資質)と定義し、誰もがそれを手にすることのできる「学びの社会システム」の構築を目指しています。
経済産業省ホームページより( https://www.meti.go.jp/press/2018/08/20180827001/20180827001.html )
具体的には、学習の個別最適化・文理融合(STEAM)・社会課題解決を主なテーマとし、EdTechを活用し、効率的な知識習得と創造的な課題発見・解決能力育成を両立した新たな学習プログラムの開発・実証を進めています。
とあるように、従来の教育観から脱却し、「創造性」「課題発見」「課題解決」のための学びを作っていく実証実験です。様々な企業とタイアップし、プロジェクトを進めています。
「学習の個別最適化」を謳っているだけに、ご家庭で視聴できるものも多く揃えられています。一度のぞいてみて興味のあるものを探してみてください。
こちらは文部科学省のホームページ内にある自宅学習支援のページです。いろんなリンクが貼られているのでじぶん好みのものを探すこともできますし、何より高校生、中学生、小学生と網羅されているのは親としては嬉しい限り。
無料で学べるオンライン授業のeboardが特におすすめ。有名どころの『学びエイド』と似ていてシンプルなつくりながら、5分~10分でコンパクトな動画でポイントを押さえた授業となっています(『学びエイド』内にもたしかあったような…?)
しかもデジタル問題集まで使えるというのだから助かります!塾に行っていなくてやるものがなくて困ってるという人にはぜひ活用して欲しい動画教材となっています。
以下の報道も親御さんの不安を広げています。
NHK NEWS WEBより( https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200410/k10012379651000.html )
萩生田文部科学大臣が記者会見で明らかにした文部科学省が全国の教育委員会などに通知した内容によりますと、特例として、一定の要件のもとで行われた家庭学習の内容を改めて学校で対面で教える必要はないなどとしています。
要件としては、家庭学習が指導計画の中に位置づけられ、教師が学習状況や成果を適切に把握することが可能となっているうえ、学校長が再度指導する必要がないと判断した場合としています。
まだ可能性を示したに過ぎず、2020年4月14日現在「家庭学習が指導計画の中位置づけられ」ているとも言えないので、すぐに「教えない」ということになるとは思えません。
ただし今後も感染者が増え続け、学校再開のめどが立たない場合には指導計画の中に取り入れ、教えないという判断もあり得ます。そのための布石とすら言えます。
そうなると塾に通っている生徒が有利になるのは目に見えています。もちろん僕は学習塾で勤務している(今はベンガルを開いていない)のですから、目の前の塾生に良いサービスを届けたいと思っています。ただ今回のような場合、課金プレーヤーが勝ち抜けるゲームになるのは火を見るよりも明らかです。これはいかんと思う。だからこの記事を書いておきます。
沖縄県の、いや全国の自宅学習に困る生徒の一助になれば幸いです。
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