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こんにちは!うるま市で開業予定の学習塾ベンガルです!
実は僕、チェックリスト大好き人間です!笑
もう何でもチェックリストにしてます。TO DOリストなんて毎週書いてますし、旅行に行くときの手順「飛行機→宿→レンタカー→荷物→QRコードGET」とかまで作って残してます。正直、いちいち考えるよりもそのほうが楽なんです 笑
そんなチェックリストについての本を読んだので紹介してみます。
改めて言うまでもなく、チェックリストにはすんげぇ良いことがたくさんあります。
仕事をしていると煩雑な作業の多さで集中できなかったり、ミスをしたりすることがあります。ミスのフォローで時間をとられて本当に大切なことに時間を使えなくなってしまうことすらあります。
チェックリストを作ることでミスやど忘れがなくなり、本当に時間を使いたいことに時間を割くことができます。
チェックリストが単純な事柄を片付けてくれるので、それらに気を煩わせる必要がなくなる。
アトゥール・ガワンデ『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』晋遊舎(訳書/2011)P203
僕は個人でチェックリストを使いますが(一人で作って一人でやってるw)、チームでチェックリストを使うことでチーム内にコミュニケーションが生まれます。
「あれやった?」「これはどうなってる?」「チェックは誰がつけた?」などタスクを誰がどう進めたかを明確にしながら進めていくことができます。業務についてチームで話し合うことはすごく大切です。
単純な手順の間違いを防ぐチェックリストと、話し合いをさせることで予想外の困難も確実に全て解決させるためのチェックリストだ。
アトゥール・ガワンデ『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』晋遊舎(訳書/2011)P82
本書ではより踏み込んで、必要となる「話し合いチェックリスト」を作ることを提案しています。複雑で多数の人が関わるプロジェクトではトラブルや解決方法について話し合うことが大切です。その話し合いがなされておらず現場が止まってしまうこともあります。チェックリストを作ることでよりスムーズに運営することができます。
看護師がチェックを済ませて(メスの上の)カバーを取り除くまで、外科医は手術が開始できない。チェックし忘れを防止するだけでなく、手術室内の権力を再分配する効果もあった。
アトゥール・ガワンデ『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』晋遊舎(訳書/2011)P116( ( )内はベンガルによる補足
この部分は特筆に値します。仕事やチームでは、上司と部下のように権力関係があります。部下が気づいていても物を言いにくい雰囲気があってエラーがそのままにされるなどよくある話…。もはや権力関係がミスの温床であるとさえ言える状態です。
チェックリストを立場の弱い者に任せることで、権力関係にとらわれずミスを指摘しやすい雰囲気が生まれます。これは人間関係の神髄を踏まえた貴重な記述だと言えます。
立場や時期に左右されずに判断したい人ほどチェックリストを使うべきガル
誤解されがちだが、チェックリストはマニュアルではない。(中略)全ての手順を詳細に説明するものではない。
アトゥール・ガワンデ『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』晋遊舎(訳書/2011)P149
“キラーアイテム”と呼ぶ、飛ばされがちだが致命的な手順に絞るべき
アトゥール・ガワンデ『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』晋遊舎(訳書/2011)P142
チェックリストは初心者向けのマニュアルではなく、熟練者を助けるシンプルで使いやすい道具です。何もかも書いていると面倒くさくなって誰もチェックしなくなってしまいます。飛ばすことなどあり得ないものはどんどん省いて、飛ばされがちだけど大切なことに絞るべき。
そんなに忘れないし致命的でもないことにチェックリストを作る必要はないんです。
チェックリストは長すぎてはいけない。原則として項目の数は五個から九個にしておくと良い。(中略)六〇秒から九〇秒かかってしまうと、チェックリストはかえって邪魔になってしまうことが多いそうだ。
アトゥール・ガワンデ『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』晋遊舎(訳書/2011)P142
長すぎると使う気をなくす場合がほとんど。ミスが起こって調べてみるとチェックリスト使ってなかったってことも多いんです。短くシンプルにまとめるのがコツです。
僕はチェックリスト馬鹿なので、細かく書いてしまうんですけど、他の人も使うものならなるべくシンプルがおすすめです
ここまで書いて何を言い出すwww
しかしこれが真実じゃないでしょうか?チェックリストを作って終わらせていけば良いのに、チェックリストはすでに職場にあるのに使わないってことがあります。そう、僕たちはチェックリストを使うことが大嫌いなのです。
私たちは、チェックリストを使うのは恥ずかしいことだと心の奥底で思っているのだ。本当に優秀な人はマニュアルやチェックリストなんて使わない、複雑で危険な状況も度胸と工夫で乗り切ってしまう、と思い込んでいるのだ。
アトゥール・ガワンデ『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』晋遊舎(訳書/2011)P198
そう思ってる人がいるとしたら、こう言いたい。「なわけねーだろ、バーカ!」((´∀`))
そんなリーダーがいるとしたら、ミスの尻ぬぐいをしている部下を憐れんでしまいます。せめてチェックリストの権限を部下に渡してあげて権力を再配分してあげてください。ミスはきっと減るはずです。
リーダーがチェックを怠るケースはよくあります。「俺のことだからミスはしない」とか「ミスがあっても何とかなる」とか。もはや完全に立憲政治が成り立っていません 笑。絶対王政です。民は苦しむのみ。国は滅びゆくのみ。そんなお寒いチームではいかんです。ただでさえ競争の激しい世の中ですから。
作られたチェックリストにはチーム全員が従うことになります。さながらそれはリーダーをも縛り、チームのメンバーを守る憲法のようなものです。チームに安定と秩序をもたらすためにもチェックリストを作ってみてはいかがでしょう。
私たちの目的はチェックリストを使ってもらうことではなく、チェックリストを通じてチームワークと規律の文化を醸成してもらうことだ。
アトゥール・ガワンデ『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』晋遊舎(訳書/2011)P183
お楽しみいただけたでしょうか。
この本はチェックリストがあって助かったという例がこれでもかという程に載っています。航空機の墜落事故、手術中のミス、超巨大ビルの建築現場…さまざまな場面での話を読むことが出来ます。
ちなみに筆者はお医者さん。
WHO(世界保健機関)で手術のチェックリスト作りに関わった話も読みごたえがあって最高でした。
読後の今、改めてチェックリストと向き合っていく気持ちがふつふつと芽生えてきています!
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