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こんにちは!うるま市にあります学習塾ベンガルです!
5/3月〜5/5水のGW3日間は教室を閉めて体を休めております(´∀`)
この3日間でいろいろと本を読み進めました。
そこで今日は過去に読み終わった本で抜群にインパクトのあった本をご紹介いたします。
この本はざっくりと語れるようなものではありませんが、こういった流れです。
といった感じでしょうか。
全然ざっくりじゃないな…笑
読みごたえありまくりってことで…
前半はわかるとしても、後半はイメージしづらいかもしれません。
でも本書の面白さは後半にこそあり、社会のあり方を考え直していくヒントが示されています。
中盤から後半にかけてマルクスの『資本論』の最新研究が参照され、丁寧かつダイナミックに展開していきます。
書店にも結構並んでる本なので、ぜひ手にとってみてください。
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」のことで、国連を中心にさまざまな活動が進められています。
本書は、今の枠組みを変えようとしないSDGsは効き目がないばかりか「なんちゃってエコ」を流行らせ、現実から目をそむけてしまうという意味で害悪にしかならないとぶった斬ります。
きびしい言い方だな…
きびしいよね…
とはいえ、SDGsはすべてが環境に関するものではないので、すべてダメと言えるものではありません。
少なくとも環境問題に関しての取り組みに関しては、かなり厳しい口調で批判されています。
たしかにエコバックを例にとってみても、どんどん新商品が出るし、かわいいものが欲しくなってしまいます。その結果、一人でいくつも持っていたり、全然使っていないものがあったり。
最終的にプラスチックの使用量が結局増えてしまうことだってあるわけですε-(´∀`; )
エコバッグを「免罪符」にしない。買えば罪が許されるわけではない。あくまでもきっかけとして捉える。
エコバッグひとつ作るのに、どれぐらいコストがかかるのか。エコカー1台あたり作るのにどれぐらい二酸化炭素を出すのか。そういったことまで目を配ろうぜというわけです。
この作業って結構しんどいものがあります。考え始めると、どうすればよいのかわからなくなってくるんです。だからこそ免罪符として機能しちゃうんでしょうけど。
本書の指摘は厳しいものです。
富裕層トップ10%の二酸化炭素排出量を減らすだけでもかなりの効果があると語ります。
トップ10%と聞いて安心しましたか?
僕は安心しました。
すると次のような指摘がなされます。
だが、次のような事実も指摘しておかなければならない。先進国で暮らす私たちは、そのほとんどがトップ20%に入っている。日本なら大勢がトップ10%に入っているだろう。
『人新世の「資本論」』斉藤幸平(集英社新書/2020)
そう、日本で普通に暮らしてる僕たちはなんと世界的に見れば、トップに入ってしまうのです。
人類の活動が地球環境に甚大な影響を与えはじめた「人新世」の今を生きる僕たちは、この厳しい指摘を受けて考えはじめなければなりません。
先進国のあり方次第なんです。
僕はこれを読んで数週間たちますが、どうすれば良いかまったくわかっていませんε-(´∀`; )
おれもわからん…
それほどに先進国の便利な生活にどっぷりつかり、資本主義的なマインドが染み付いているのです。そしてそれほどにどデカいテーマなんです。
なんちゃってエコロジーでなく、社会のあり方を考え直すことを筆者は求めています。
考えるきっかけとしてなかなか刺激的な一冊です。
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