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こんにちは。うるま市にあります学習塾ベンガルです。
例年、沖縄県の高校入試には作文が出題されています。
合計で200字〜300字程度におさまるもので、グラフが使われたりキャッチコピーを読み取る問題があったりします。
大きく分けて3つのパターンがあり
①グラフや資料を読み取ってまとめる問題
②表現や文章をまとめる問題
③自分の考えを述べる問題
この3つが頻出の形です。
前回の記事では①グラフや資料をまとめる問題を紹介しました。
この記事では
②表現や文章をまとめる問題
について解説し、解くためのコツを紹介します。
出題例はネット上で公開されているURLを貼っています。確認するだけで理解度が高まるのでチェックしてみてください(´∀`)
2つのキャッチコピーのどちらがよいと思うかを述べる問題
このタイプはこの年のみの出題なので必見です。以下に見るように「自分の考え」も求められているので「文章をまとめる+自分の考えを述べる」の組み合わせでの出題です。
まず「生徒会長選挙に立候補した人が友人3人に演説の内容を相談する」という場面が用意されています。
その上で、ある2人の候補者のキャッチコピー(以下)を比較します。
A:この学校を私が輝かせる
B:あなたの思いに寄り添います
設問は
AとBそれぞれのキャッチコピーからどのような意図が読み取れるか。
また、あなたならAとBのどちらが良いと思うか。
その理由を含めて答えなさい。
というものです。
加えて以下の条件がついています。
・2段落構成で150字以上180字以内の文章にすること。
・第1段落ではそれぞれのキャッチコピーの意図について読み取れることを、注目した語句を示して書くこと。
・第2段落ではどちらのキャッチコピーが良いと思うかを明記し、選んだ理由を具体的に書くこと。
前年度まではグラフ読み取りの問題だったので、ガラリと変わった作文に戸惑った受験生も多かった作文でした。
キャッチコピーから受ける印象をうまく言語化することが求められています。
表現の分野にふみこんだ挑戦的な設問だといえるでしょう。
2つの文章をまとめる問題
作文というより、いわゆる要約に近い問題になっています。
まず「文章1」と「文章2」をが用意されていて、それらを読んで設問に答える形で出されています。
設問は以下のようなもの
エシカルな消費者になるために必要なことを、【文章1】【文章2】を関連させながら、「大量生産」「影響」という語句を用いて、「〜ことが必要である。」に続く形で、35字以上50字以内で答えなさい。
作文というより読解の記述問題という位置付けになるでしょう。
しっかりと指定の文章を読んで的確にポイントをおさえる必要があります。
上で見たように文章や表現をまとめる問題はグラフとちがい、しっかり文章を読むことが求められます。それらをふまえた上で以下のようなポイントをあげておきたいと思います。
グラフや図表だと「数字を抜き出す」「目立つところを書く」という流れが多いです。しかし、キャッチコピーの問題では、抜き出してまとめるようには解けません。
明確で客観的な数字の問題ではなく、印象や意図という主観的な内容を問うてるからです。
どう書けばよいのかのヒントになるのが設問文と条件です。
どのような意図があるか
注目した語句
どちらが良いか
その理由
これらを書くように求められています。
何が求められているかを把握すれば、解答のイメージもつかみやすくなります。
前回の記事で見た「資料をまとめるパターン」では、視覚的でわかりやすいものが多いのが特徴です。正直な話、そこまで読み込まなくても書けます。
しかし、文章を読むとなるとしっかりポイントをおさえておかなければ、的外れな解答になってしまいがちです。
文章のポイントをしっかりおさえるように読むことが求められます。
これは作文の練習ではなく、読解の記述問題という位置付けです。国語の問題を解くときにもポイントは何かを考えるように訓練しておきましょう。
この記事では沖縄県立高校入試の作文の出題パターンについて紹介しました。
何を求められているかを把握し
文章や表現のポイントをおさえて読む
これらのコツをおさえれば書きやすくなると思います。
過去問をチェックして取り組んでみてください(´∀`)
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