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保育士さんにもらった言葉

日本中が保育士さんの悲しいニュースで持ちきりです。

多くの親がわが子のことが心配になったり、不安がよぎったりすると思います。

でも、これは一部の悪質なケース。善良な保育士さんの方が圧倒的に多いものですよね。

ほとんどの保育士さんが一生懸命働いて、子どもたちのために過ごしていると思います。今回の件に本当に悲しんで本当に怒っているんじゃないかなと想像します。

娘が保育園に通っていた頃のことを思いだします。

小学校付きの保育園でなく、いわゆる年長さんの組に通っていました。

ある日、娘を送っていった時のこと。

担任の先生が「お父さ〜ん、ベンガル娘さん、とってもお片付けが上手ですよ〜。まわりの子のものも片付けてくれるんですよ〜」と声をかけてもらいました。

僕は反射的に言いました。

「いえいえ〜。ちょっと内気なタイプなので…」

先生は僕をさえぎって言いました。

「お父さん、そんなこと言わなくていいの。」

静かで落ち着いた、諭すような言い方でした。

バッチーンと刺さりました。

うん、先生そうなんだよね。ほんと、何やってるんだろうね、おれ。

「そういうことだよな」という納得感。

自分のことが恥ずかしくなりました。

親の僕がなぜわが子をサゲているのか。

ほめ言葉を「いえいえ…」と受け止めるのが「謙遜」だと言われますが、僕の場合はほとんど「反射」です。ただの無思考だったんです。

そもそもほめられているのは親じゃなくて、娘。それに対して「いやいや〜」とか恥ずかしすぎます。笑

こうやって娘の手柄を取り上げ、小さな自信をひねりつぶしていると実感した瞬間でした。

運転しながら涙がポロポロ流れてきたのをよく覚えています。

何気ないやりとりですが、この一言は子育てのヒントになっています。

まじ、おれの人生じゃないし、子どもの人生だし。

子どもの手柄を取り上げない。勝手に自分のことだと感じない。自分と切り離しながら子ども見るきっかけになった言葉でした。

ありがとうございました。保育園の先生。

ニュースを見て、そんなことを思い出したりしています。

多くのフツーの保育士さんたちが、子どもたちと親御さんのために今日もがんばる姿を応援しています。僕はとても力になったし、感謝しています。今まで以上に良い環境になることを願っています。

トップの写真は卒園式の時のようす。先生!うちの子めっちゃ育ってますよ!

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