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受験や模試においてついてまわるのが「偏差値」。
学習塾ベンガルでも高校入試セミナーなど模試に関してふれる時には、偏差値をチェックすることをお伝えしています。
点数や判定結果を気にしても偏差値をチェックしている人は少ないと感じます。
わかりにくいしな
たしかにわかりにくい部分があるガル…
受験や模試において偏差値が活用される理由がちゃんとあるんです。
この記事では模試における偏差値の考え方とチェックのしかたを紹介していきます。
受験生とおうちの方にはきっと役立つ内容ですので、お楽しみください!
偏差値とは、テストを受けた人の中でどれぐらいの位置にいるのかを示すものです。
平均からの距離を数値化したもので、ちょうど平均が偏差値50になるようになっています。
偏差値が50より上だと平均以上。50より下だと平均より下になります。
計算方法はここでは省きますが、標準偏差という考え方を知ると理解も深まります。気になる人は調べてみてください(´∀`)
模試をチェックする時に、いつも見ておきたいのが偏差値です。
え?点数とか順位でなくて?
それも大事だけど…
点数や順位を考えるのも良いです。はじめの一歩はその見方で良いでしょう。
しかし、もう一歩踏み込んで考えたい人には偏差値でチェックすることをおすすめします。
模試は毎回異なる2つの数字があります。
受験者数
平均点
この2つです。
受験者数が1,500名の時の模試と2,000名の時の模試だと順位が大きく異なってしまいます。
平均130点の模試と平均150点の模試(沖縄県高校入試の300点満点を想定)だと点数のアップダウンがわかりにくくなってしまいます。
受験者数と平均点が毎回異なる模試では、単純な点数や順位だけを気にすることはできません。そこでつかえるのが偏差値というわけです。
点数上がったと思ったら平均点も上がっていたって時、がっかりだよな…
その現実も受け入れながら考えていくガル!
偏差値は実はテストを受けた人が自力では出せません。
平均点やすべての受験者の得点データが必要になります。全体のデータを管理している先生や模試会社しか出せないようになっています。
模試の場合、必ず偏差値が載っているはずです。また「10,000人換算での順位」などの表記も同じように参考にすることができます。
これらをチェックして、どう変化があったのか気をつけるべきです。
偏差値を見れば得点の価値がわかるからです!
たとえば、前回の模試から点数が変わらなかったケースを考えてみましょう。
下の図の場合、どう考えますか?
得点としては同じ150点でも、前回よりも平均点が下がっています。
その結果、150点の重みが増し、偏差値はアップしています。実質的にはよくがんばっていることがわかってきます。
「点数伸びていなかった…」と落ち込む場面ではなく、がんばっている結果が出てきていると捉えて前向きにがんばりを続けていきたい状況といえます。
では、次のようなケースはどうでしょう?
この場合は、同じ150点でも平均点が上がっています。
そうなると150点の価値が下がり、偏差値はダウン。
点数はキープできているものの、実質的には全体での順位が下がっている苦しい展開になっていることがわかります。
「点数は変わっていないから大丈夫」と気を抜く場面でなく、もう一度がんばり方を考える局面に差しかかっていると考えた方がよいでしょう。
このように、偏差値をチェックすることで自分の点数の価値がわかりやすくなります。
すこし偏差値を見る気になってきたよ!
すこし…笑
テストや模試の場合は偏差値を気にしてチェックしてみてください。また、平均点がある場合はそのチェックをするだけでも役立ちます。
ぜひこれからの自己分析に取り入れてみてください!
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