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僕の娘たちも夏休み。
小学校は中学校よりすこし長く8月いっぱいまであるんです。
絵の宿題があるとのこと。
美ら海水族館に行ったときの絵にしたようだ。うむ、なるほど。
チラチラのぞいてみると、ほとんどパンフレット見ながら描いてるじゃねえか!笑
まぁ、さすがに水族館で描かれても困るし、そんなもんな気がする…ε-(´∀`; )
どデカくジンベエザメを置いているのはナイスである。
こういう絵は主役をはっきりさせた方がよい。
静と動、大と小。つまりはメリハリだ。
長女からの知恵が入っている気がしないでもないが、大胆で良い。
これは入れ知恵が入ってるな
高い確率で入っている
去年長女にそうアドバイスしたのは、俺だからだ!笑
ジンベエの青と水の青が重なってしまって、いろいろ描いているのに単調になっている気がする。
印象に残った魚たちを散りばめたものの、平べったい青い絵になってしまっている。
そこで絵筆の後ろを使ってバブルを付け足すことを提案する。大丈夫、単なる提案だ。
しかし、まだ物足りない。
どうすれば…一体どうすればこの局面を打開できるのか…
ここで長女が参考資料をひっぱり出してきた。
さもここに「答え」があると言わんばかりの表情だ。
絵本の『スイミー』と『にじいろのさかな』にその答えがあるらしい。パクる気だ。
パクる気だな
「学ぶ」の語源は「真似ぶ」と言ってだな…
娘たちは絵のことを忘れて普通に物語を読んでいた。
いや、堪能していたと言っても良い。次女なんて音読までしてリズムまで味わっていた。
ちがうちがうちがう。
読むためにその本を持ってきたんじゃないだろう。娘たちよ。
「で、絵の感じはどうなの?」とさりげなく戻しておく。気づきを与えただけ。あくまでも気づきが中心だ。
2つの名作から得られた発見で書き足されたのがこの海藻である。すばらしい。
他の色をいれて目の行き所を作るよう話したことは話した。
たしかに話したが、大丈夫。話しただけだ。
水彩絵の具のボヤボヤ感をさけるために、水分量まで細かく話したことは話した。
話したけど、大丈夫。話しただけだ。あくまでもお話が中心。
本当か?
本当に話しただけと言えるのか?
だめだだめだだめだ。
どうしても口出ししてしまう!
自由に描かせればよいのに、どうしても口出ししてしまうのだ。
大人はこれだから困る。笑
もうこれは入れ知恵といってよい。もはやチートとすら言える。単なるアドバイスではない。チーム安東家として熱心に取り組んだ。いや、取り組んでしまった。
というか、どこかでこういう宿題を楽しんでしまう自分がいる!
絵とか工作の宿題とか見てて楽しすぎる!心が洗われすぎる!漂白剤につけたレベルで心がまっ白!
夏休みの宿題は大人の心のナノックスだということがよくわかった。
ナノックスは漂白剤じゃないけどな
まあ、よい。どうであれ自分たちで描いたんだから。笑
娘たちよ。
これ以上手伝うと一線をこえてしまうので、来年は自分達で思うように描いておくように!
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