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教室を開けたら電気がつかない。
そういうことって誰にでもありますよね。
無いよ
無いよな
電気代払ってないのか?
きょうは沖縄電力は休みなのか?
蛍光灯全部抜いたっけ?
短時間でいろいろなことを考える。
ああ、ブレーカーが落ちてるのか
そう思い、見てみると落ちてる。
甲子園のアルプススタンド前に整列する高校球児のようにブレーカーが並んでお辞儀をしている。
これをバッチンて上げればいいんだっけな。
そう思いながら上げてみてスイッチを押すと、電気がつきました。
おお、沖電は今日もやっているようだ
とか
ですよね〜蛍光灯抜いてないですよね〜
とか考えながらクーラーのスイッチをいれる。
よし授業の準備でも…
バチン
いま一番聞きたくない音が聞こえるではありませんか。
ブレーカーが落ちる音じゃん、絶対
絶対、これブレーカー落ちたじゃん
しかし、電気は点いている…
はて?
見てみる
いや、クーラーのやつだけおちてるやないかーい
もう一度上げてみる
即バチン
アアアアアアアアアアアアアアアアアア
この時、たしかに甲子園のサイレンが鳴り響いていた。
試合終了の合図だ。
そうか、試合は終わったのか。あと一歩及ばなかったが、グッドルーザーだっただろう?胸を張って故郷へ帰ろう。というか、生徒を家に帰そう。
となるはずもなく、蒸し暑さが増してくるように感じる教室
生徒が入ってくる
なんでクーラーついてないんですか?という顔で見てくる
なんでクーラーついてないんですか?という顔で見つめ返す
当事者感のない空間
どことなく気の抜けた気だるい昼下がり
のんびりと生徒と談笑して過ごす
これはこれで思い出に残る美しい一日
となるはずもなく、蒸し暑さが増してくるように感じる教室
いや、ごまかさずに言おう。
蒸し暑さが増している
感じるではない、実際に増しているのだ。
これはまずい。このままだと全員がこの場でやられてしまう。
普段は「みんな集中しよう!」とか言っているのに「みんな熱中症!」になってしまったら言い間違いも甚だしいではないか。ベンガル家の末代までの恥である。
韻は踏めてるけどな
踏めてるけどな
とりあえずうちわを配る
一応聞いてみる
クーラーついてなくても勉強はできるよな?
できません
大谷翔平のスイングスピードを上回るスイングで僕の提案を場外にまで打ち返す小学生女子
ありがとう
暑さで脳がやられてえええいああたああよ。
この子は今日から「オオタニサーン」と呼ぶことにしよう。
一応聞いてみる。
家、近いよね?今から行ける?
入らないです
なるほど。入る人数だったらよかったのか。それは仕方があるまい。
ひとまず新しく借りていた第2教室に移動。
偶然通りかかった保護者さまのお力添えもあって、無事に移動完了(ありがとうございます!)
そんなこんなで、なんとか今日を切り抜けました。
ちなみに不動産屋さん(正確には業者さん)からの折り返しの連絡はなく、クーラーは復活していない。
でも、僕は思う。
運命は選べないが生き方は選べる、と。
クーラーがつかないという運命は選べないけど、どう捉えるか、どう乗り切るか、どう楽しむかという生き方は選べるはずだ。
生きることに計画されたイベントなんてものはない。
そもそも僕がこの世に生まれたのも何かの偶然だろうし、クーラーが壊れたのも偶然だろうし、これからも何かしらの偶然に翻弄されて生きていくんだろう。
無数の偶然と出会い、わちゃわちゃする。
そこでどう生きるかが人生を彩っていく。どう認識するかが、生き方を変えていく。
事実は変えられない。でも、解釈は変えられる。
暑さにやられて考えたことだけど、ブログの締めにはなかなか良い言葉だ。
この辺でこの記事を終えたいと思う。それでは、また。
そんなこと言っていられるのも
今、自宅でついている
クーラーのおかげ
結論
クーラーしか
勝たん!
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