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【新型コロナ】学習塾の「3密」対策

こんにちは!うるま市に開校予定の学習塾ベンガルです!

現在、新型コロナウイルスの感染拡大の真っただ中にあります。

沖縄県でも日増しに感染者が増えており、市中感染の可能性も高くなってきました。1週間前と比べて感染者は倍増している状態となります。

小中学校の新学期開始の延期も発表され、さらなる緊張感が漂ってきています。

政府や厚生労働省がさかんに「3つの密」を避けることを呼びかけています。今日はその対応についてのじぶんの考えを整理しておきたいと思います。

目次

「3つの密」って何?

密集、密閉、密接

「3つの密」とは以下の「密集」「密閉」「密接」のことです。

密集

人が多く集まるということ。人が多く集まれば、感染者からの飛沫感染のリスクが高まります。人ごみを避けるのが望ましいでしょう。

密閉

換気の悪い(できない)場所のこと。人が少なくとも換気が悪ければ、飛沫が空気中を漂うことになります。

密接

人と人との距離が近いこと。2メートル以上の距離を保つのがベストとされています。

密閉された空間での二次感染がすごい

密室でなければ二次感染が起こりにくい、とされています。逆にいえば、密室での二次感染の規模が大きいとされています。塾においては何より「密閉」対策が必要となるでしょう。集団授業でも個別指導でも、教室自体が「密閉」の状態であることは多いのですから。

学習塾は「3密」だ

避けては通れない事実として

学習塾、特に集団授業の場合、「3つの密」であることは厳然とした事実だと思います。教室という限られた空間の中で、机同士が2m離れていることはまずないでしょうし、生徒が少ないから大丈夫っていう人もいないでしょうけど。

元ベンガル

お前んとこ人数少ないじゃん

ベンガルマン

少ないっていうか、開校してないからゼロっす 泣

安全な場を提供する「事業者」として

また塾を一つの事業として考えた場合に、お客様の安全を第一に考えるのが基本です。大大大前提です。塾でいえば生徒の安全を第一に考える。安全に学べる環境を作って初めて、生徒を迎えることが出来ます。その時、3つの密であると認めることは避けられませんし、見て見ぬふりはできません。

公共の福祉に資する「市民」として

見落としてはならないのは、私たちはまず「市民」であるということです。地域に住み、地域の安定を図る「市民」なのです。権利を持ち、自由を行使しますが、社会の安全を担う責務もあります。感染拡大が続く中、感染を広げないよう配慮する必要があります

ベンガルマン

ここで言う「市民」というのは、公共性をもつ個人という意味ガル。必ずしも「うるま市民」というわけではありません。

学習塾の3密対策

「3密」であるならば、対策をしなければなりません。何の対策もせず普通に営業するなどあり得ないことです。

「密集」対策

1教室、1授業の人数を減らすことが考えられます。もしかすると公民館のホール等を借りて営業することもできるかもしれません(今の状況では相当難しいかも…)。一定時間、一か所に集まらないようにクラス、人数を分散して授業をすることができます。

「密閉」対策

シンプルに「窓を開ける」これだけで済みます。ただし、以前の記事にも書いたように「30分につき数分間、2か所の窓を開放」が望ましいとされています。4月のいま、花粉がきつい地域もあるでしょうが、温かい沖縄なら問答無用でオープンザ窓です。実際、いま勤めてる教室では開けて授業しています。

「密接」対策

机と机の距離を離す。個別指導なら隣に座らず、机間巡視で対応する。とにかく人と人との距離をできる限り離す。教室の広さや机の大きさ、人数にもよると思いますが、できる限り広げるしかありません。できないのなら生徒を迎え入れる状態とは言えません。生徒同士が大声で話したり、長時間話しこんだりさせないことも大切です

それぞれの学習塾の闘い

実際に見かけた(聞いた)例を並べてみます。

休校(課題添削)

学校の休校と同時にスパッと休みにしているところもあります。課題や宿題などを出して後日提出、添削を行う塾がありました。もっとも安全で迅速な対応と言えます。学習面でいえば

通常通り(机を離す)

地域の感染状況によりますが、安全だと判断して通常通りの営業を貫く塾もあります。きわめてリスキーな選択肢に見えましたが、地域の状況や机の距離の調整、人員配置、消毒などでリスクヘッジしての決断だと思います。

親御さんの声を聞けば意外と「塾があると助かる」という方は多くいらっしゃいます。その声を受けての決断と言えるかもしれません。

分散登校

通常のクラスを再編成して10人以下で行うなどの「密集」を避けての授業。授業数は単純に倍増するのが大変そうですが、平常時と非常時のちょうど中間にある選択肢だと思います。

オンラインへの移行

来校しての対面授業をやめ、オンライン指導での対応。安全性は最も高い反面、学習管理やコミュニケーションの部分ではパワーダウンしそうなところ。勤め先ではこちらを選択しました。急速にインフラ整備と技術の習得を行わなければならないので一番面倒な道です。

上記は特定の塾を指すものではありません。もちろん批判の意図もまったくありません。勤務先の対応に追われる中でさえ、近隣の塾の動向を気にもしませんでした。生徒と保護者と塾の関係性とコミュニケーション、手持ちの引き出しとリソースで決まるのが非常時の対応です。そこに第三者が口を出す隙間は毛頭ありません。

安全に学ぶために

知事に「休めや、こら」って言われるかもしれない

緊急事態宣言が出て、東京都が学習塾に対して「休業要請」を出す可能性が取りざたされています(2020.4.8.現在)。今のところ休業要請は先送りされた形ですが、今後どうなるかわかりません。個人としては「3密」なので出るのも仕方ないと考えていますが…

もし指定された場合、全国の学習塾も続いたり、開校していること自体に非難の目が向けられる可能性もあります。そこまで見据えて対応を決めたいところ。その意味では上述した「生徒と塾とご家庭との関係」だけで決められるものではありません。2週間ぐらい先まで含めて考える方がいいに決まってる

終わらない休み、かもしれない

東京ではGWまで、沖縄では2週間、休校が延長されました。休みを終えても新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないかもしれないことが懸念されます。今の状況を見れば結構それはある。

東京は緊急事態宣言での外出の自粛が求められていますが、沖縄県ではそれほどでもない。少しは人が減ったけど、まぁまぁいる。まぁ、いる。学校を休みにしても限定的です。大人を媒介していることが多く、休校措置が感染拡大防止に役立たないかもしれません。

休みが明けてまた休みの延長、ということもある。現時点では僕はそこまで視野に入れるべきだと考えています。そうなった時にも継続できるようにする。それまで続けられる、もつサービスを考えなければなりません。「とりあえず2週間」で始めたことが1カ月、2か月と続くことだってあり得る。そこまで考えないといけない。これはきっついですよ。だって見えないんだもん。

ご家庭と生徒の不安を解消する

そして休みが延長となった時、最も困るのはご家庭と生徒です。生活リズムが崩れたり、勉強が遅れてしまったり。ストレスだってたまります。入試やテスト時期の変更がアナウンスされない現状なら、いつも通りのスケジュールで進められるよう配慮したいところ。

入塾してくれたご家庭と生徒への還元を忘れぬよう努力していきたいところです。そうでなければ何のための月謝なのかわかりません。お電話をしてみるとご家庭の不安がいろいろと見えてきます。そこから対応のヒントを探していくのが常道です。

中期的な視点を持ちつつ、現状でのベストな地点に解決策を落としていきたいところです

今日は現時点で考えていることを整理してみました。じぶんのために書いたようなものの、誰かの役に立つことを信じてここに残しておきます。

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