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【小学生クラス】芥川龍之介『トロッコ』の感想文

こんにちは!うるま市江洲にあります学習塾ベンガルです!

小学生クラスには「読書クラブ(仮)」という時間があり、読んだり書いたりする活動を行っております。

いまは芥川龍之介『トロッコ』を読んでおり、共感や驚きなどを見つけながら読んできました。

今回は「感想文」まで書いてみたので、ここで紹介いたします。(文章はランダムに選びました)

 主人公の良平がトロッコを押すおてつだいを夜おそくまでして、トロッコにのり、帰ると中にいろんなことがおこるお話です。私がトロッコで一番おどろいたのは、さいしょに良平が毎日村外れにいき、その工事の見物に行ったことがおどろきました。なぜなら、わざわざ村外れへいって工事を見物する(のは)、とても大変だなと私は思いました。そして、共感したところは、三人がトロッコにのり、良平はさっきのように、面白い気もちになれなかった。「もう帰ってくれれば好い」というところです。夜おそくまでトロッコにのれば私も不安になっていると思ったので共感しました。(『トロッコの感想』)

 「トロッコ」という物語は、主人公の良平が、土工になりたいと思うほどあこがれているトロッコに二人の土工と一緒に遠くまでのていくという話です。わたしは、良平が遠くまでのって落ち着くことが出来ないよ様子に共感しました。なぜなら、自分にとって心配事や不安な事があれば、気楽に落ち着いて行動する事は、なかなか出来ないからです。また、その事ばかり気にしたり考えてしまったりするから、余計落ち着くことは不可能です。なので、わたしは良平にとって不安に思っていることを考えて落ち着けないことに共感しました。(『「トロッコ」を読んで』)

2つの文章は共通して良平のもつ不安を、じぶんに引き付けて書いています。

楽しくトロッコに乗ってきたのは良いけど、つい家から遠くまできてしまった、その不安。心の中で背反する2つの気持ちの交わりが書かれています。

トロッコのもつ疾走感や楽しさという身体的な快感でなく、不安や焦りという心理的な部分をつかんだ2つの作文となりました。

次の名作に出会った時にはどんな文章を書いてくれるのか楽しみです( ´∀`)

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