内申点と学力検査の比重変更一覧（2024年度入試版）

沖縄県の高校入試では内申点と学力検査（入試点）があります。

割合は原則5：5ですが、沖縄県教育委員会は各高校の裁量で一定の範囲で変更することを認めています。

進学校を中心に実際に比重変更を行っている高校もあります。

この記事では内申点と入試点の比重を確認していきます。検討している高校が入っているか確認してみてください。

この記事は過去の内容を2024年度入試に内容に加筆・修正して更新しています。

参照した資料はこちらです。

内申点と学力検査の比重について深掘り

原則は5：5！同じ重みで見られます！

沖縄県の入試では内申点（165点）と学力検査（300点）を5：5の同等の重きを置いて入試の合否を決めます。

165点の内申点と300点の学力検査をそのまま比べても5：5になりません。

内申点の記事でも紹介したように内申点はさらに約1.82倍の重みを増すこととなります。（×1.82するとだいたい300点になります）

原則として5：5の比重で見ることになっています。

5：5でない高校も存在する！

しかし沖縄県の「入学者選抜実施要項」には以下のように書かれています。

選抜は、調査書（第２号様式）及び学力検査等の成績を資料として行い、調査書（第２号様式）と学力検査等の成績との比重は、原則として５対５とする。ただし、高等学校長が特に必要と認める場合は、４対６から６対４の範囲内で教育長と協議して定める比重とすることができる。

（令和5年度沖縄県立高等学校全日制・定時制課程入学者選抜実施要項より抜粋。太字はベンガルによる）

校長先生が（もちろん校内での協議を経た上で）「必要だ」と考えるなら、その比重を変えても良いことになっています。

そして実際に比重を変えている高校があります。

比重を変更した高校のリスト

内申点と学力検査の比重が変更されている高校のリストは以下の通り。

志望校があるかどうか確認してみてください。

2024年度入試から新たに首里東高校が内申点と学力検査の比重を変更しました。

「令和6年度高等学校入学者選抜に係る調査書と学力検査等の成績との比重の変更実施校一覧」より作成。その他の高校は5：5となっています。

どうでしょうか？志望校はありましたか？

比重を変えた高校はすべて「学力検査」にやや重きを置いています。

志望校がこの中に入っている場合にはしっかり勉強を進めていきましょう。

学力検査割合が高くなれば入試当日の点数が大切に

学力検査が内申点より重みをもつと、どうなるのか？

答えはシンプルで他の高校に比べて入試当日点の出来が合否に影響しやすいということです。

比較的逆転が生まれやすいことになります。

学力検査に比重が置かれるということは当日の点差が大きくなります。入試の出来栄え次第での逆転が生まれやすくなります。

誤解のないよう書き添えておきますが、「逆転がよく起こる」わけではありません。他の5：5の高校に比べると起こりやすい仕様になっているということです。内申点が全然足りないけど、逆転重視だから大丈夫というわけではありません。

上記の比重変更校を見てみると、大学入試を見据えた進学校が入っているのも特徴的です。地域の進学拠点になっているケースもあります。

入学後の授業内容も見据えて「しっかり勉強してしっかり点数をとる」ということに重きを置いているとも言えます。

高校からの「しっかり勉強して来ーい！レベルアップしたあなたと一緒に勉強したいです！」というメッセージととらえて頑張ってください(´∀｀)

沖縄県高校入試がよくわかるページを開設しました。あわせてご覧ください！

内申点のまとめ記事はこちら(´∀｀)