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「導入時期が延期になった噂あり」とアサノジュク(浦添・宜野湾)様よりご指摘いただき、資料を富士学院(那覇)様より教示いただきました。それに基づいて記事を加筆・修正しております(2020.11.13)
こんにちは!うるま市江洲・宮里エリアにあります学習塾ベンガルです!
昨年(2019)に発表されたことですが、改めて確認しておきたいのが「現行の推薦入試の廃止」について(2023年3月実施分より)
2020年11月時点でわかっていることをまとめておきたいと思います。まだ時間的な猶予もあるのですが、お家の方にはぜひ気にとめていただきたいことです。
なお、2020年11月時点での中1生が受ける入試から変わることになっています。
実施時期を「見送る」と決定しているようです。時期は未定。新型コロナの対応に追われる学校の負担減のための措置。県から各中学校に通達済のようです。那覇市内の中学校などではホームページに掲載されており、書類を確認することができました。(追記:2020.11.13)
現行の推薦入試は廃止され、新制度の「特色選抜」が実施されると報道されています。
現行の推薦入試には「学力検査」(いわゆるテスト)がありません。推薦入試は「一般入試」と別に実施され、学力検査を受けなくても合否が決まる仕組みになっています。
(一部の高校では学力検査が行われています)
新たな特色選抜では、学力検査を受けることになり、学力定着の努力がこれまで以上に求められます。
これまでは「学力で推薦で落ちる」ことはありませんでしたが、新制度ならそれもありえます。
次に書いていますが「推薦で落ちたとき」に備えても学力アップはすごく重要な鍵をにぎっています。
難しくなりそうだな!
基礎学力のチェックにも力をいれるからね!
これまでの「推薦」では、その実施時期が異なっていました。
という風に、推薦組は2回の受験チャンスがあります。
ダブルチャンスだな!
学力で入るには難しそうなA高校を推薦で受けて、ダメだったら入れそうなB高校を一般で受けるということもできたのが、これまでの推薦入試。
新しい特色選抜は一般入試と実施時期が重なっており、受験できるのは1校のみとされています。
推薦入試のダブルチャンスがなくなってしまうぶん、出願は慎重を期するようになってくるでしょう。
特色落ちたらどうなるの?
その高校の一般入試に回るガル
これまでは「一般入試組」よりも勉強をしなくても良いイメージが推薦入試にはありました。
事実、合格の決まる2月から勉強をしない生徒もいました。
新制度では一般入試の生徒と同じものを受験するものと思われます。
「特色検査で落ちたら一般入試に回る」ことになっていますが、その場合、一般入試「ガチ勢」と同じ土俵で戦うことになるので注意が必要です。推薦に落ちた途端に、戦場に投げ出される感じになります。これまで以上に勉強をしておかなければならなくなりました。
学力に力点のおかれた制度変更と言えるでしょう。
2023年3月の「特色選抜」では、学校長を通さずに出願することができます。
これまでの推薦入試は、学校のOKをもらって出願する形式でした。
学校の先生に申し込みをして、先生方の「判定会議」が行われ、そこでOKが出てはじめて受験できたのです。
これが生徒個人で出願を行うようになると、より実力競争やアピール競争の側面が大きくなると思います。
これまでの推薦は、学校が審査してOKを出すことで質を担保するという一種の「免許制」でした。それが個人単位で出す「フリー」になると、質がジャンルもバラバラの生徒たちを審査していくことになります。
特色検査の受験者は、しっかりとした自己理解の上でキャリアプランをアピールする能力がなければ響かなくなっていきます。
また沖縄県が各高校に対して「求める生徒像」や「教育内容」「将来像」といった学校のカラーを確立し、アピールしていくことを求めています。
今後はそのカラーに沿った生徒や活動歴が評価されるようになっていくでしょう。
これまでの推薦入試は「面接」が主な試験でした。
しかし、特色検査では「面接」に加えて「小論文」「作文」「客観問題」が加えられていることも特徴です。
う〜ん、くわしくお願い
という感じでイメージするガル
書く力、話す力、構成する力など、自己表現が大切に入試となるでしょう。
小論文で社会的なこと論じる、作文で志願理由や将来の展望を語る、客観問題で基礎学力チェックをする、といった感じになるのかなと感じています。このように考えるのは「特色検査」が大学のAO入試に似ているからです。大学のAO入試も個人単位で出し、小論文、志願理由、学力チェックなどがあります。先ほどの「求める生徒像」「教育内容(の個性化)」はすでに大学において進められており、ある程度定着したものでもあります。
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