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こんにちは!うるま市にあります学習塾ベンガルです!
気づけば6月は読書ログを更新できずにいました(´∀`)
この怠け者めが!
おゆるしください!
今年は勉強法の本も重点的に攻めておりますが、脳化学系の本はおもしろくてどんどん読めちゃいます。
本書から得たヒントをもとにベンガルもいくつか改良しています。
冒頭の1章に大切なことがすべて書かれています。
そこに書かれていることを読んでどういう意味かを考えてみるとよいでしょう。それが深い学びにつながるようになっています。
頭に汗をかかない勉強は意味がないと言います。
長く記憶に残る深い学習には困難がつきもの。
楽に得たものは簡単に消えてしまいます。あえて面倒くさいことにトライしていくことが必要。
この面倒くささを本書では「望ましい困難」と呼んでいます。
以下「望ましい困難」をいくつか紹介しておきましょう。
自力で思い出す練習こそが記憶を強め、スキルを高めるといいます。
問題を解いていて「う〜ん。何だったっけ?」とか「どうやって解くんだっけ?」となる時ありますよね。
そこですぐに答えや前のページを見ない。粘って自分の記憶の引き出しを探してみることが大切です。そのことで記憶が強まり、長い間残ることになります。
自分で自分にテストや一問一答クイズを課して、答えていくというシンプルな練習が有効です。
想起練習は総じて学習効果を高めるが、思い出すのに知覚努力を必要とするものほど記憶を長続きさせる。
『使える脳の鍛え方』ピーター・ブラウン、ヘンリー・ローディガー、マーク・マクダニエル(NTT出版/2016)
間隔をあけて思い出す練習をするとさらに効果的です。
つまり一度わざと忘れるということ。
5分前にやった問題を確認するのはさして努力を必要としませんが、3日前のものだとすこし努力が必要になります。1週間前、1ヶ月前のものだと余計にそうです。
忘れる前に勉強し直すのではなく、忘れた頃に復活させる方が記憶は長く残ります。面倒くさいですけ試す価値は十分すぎるほどあります。
知識や技術を思い出すのが簡単であればあるほど、記憶を定着させる想起練習の効果は少なくなるのだ。
同書P85
じゃあ習っていないものや、ほとんど覚えていないものはどうなの?という声が出てきそうです。
これはさすがに見ていいだろ?
いいえ。こっちもノールックでやってみてください。
その場合でも自力でチャレンジしてみる方がその後の勉強の効果が高まります。
このブログで紹介したことがありますが、テスト自体にも学習効果がるんです。
テストに答えようと考えたり思い出したりすることで深い学びにつながりやすいのです。
これはまだ習っていない内容でも同じこと。
たとえわからなくても、一度自力で解こうとする。すると頭の中の情報が整理され、学んだ時に定着しやすくなります。
だから忘れてしまっていても、習っていなくてもひとまず自力で解いてみることが大切なんです。
解答を暗記するより、問題を解こうとする方がよい。あきらめて試さないより、解いてみてからまちがうほうがいいのだ。
同書P94
こうやって並べてみると、一般的な学習法のイメージとは異なることがわかります。
授業では「楽にわかる授業」が人気ですし、その方が生徒もよろこびます。
間隔をあけてわざと忘れて勉強する生徒もほとんどいません。むしろ忘れないようにこまめにメンテナンスする人が多いでしょう。
教てもらう前に解くどころか「習っていません」と言って勉強を放棄する生徒もちらほら見かけます。
でも勉強の基本は真逆でした。
面倒くさいことをあえてやる勉強が結局頭に残って、結果的に楽になります。
じぶんのためにがんばってくださいね(´∀`)
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