球陽高校の文理探究科〜一般入試と特色選抜〜

2024年5月21日

こんにちは。うるま市にあります学習塾ベンガルです。

先日の記事で球陽高校で学科の改編が行われること、新学科の名称が「文理探求科」であることをお伝えしました。

本記事では文理探究科の一般入試と特色選抜の募集人数についてまとめておきたいと思います。

球陽高校の学科改編のねらいについてはこちら

一般入試・特色選抜の募集人数

球陽高校の文理探究科の募集人数は200名です。

球陽中学からの内部進学者が加わって、1学年280名が定員となります。

募集定員200名のうち、一般入試と特色選抜の募集定員もわかっています。

以下の通りです。

一般入試	特色選抜
110名	90名

一般入試が55%、特色選抜が45%を占めており、半分が新入試である特色選抜入試になっています。

思っていた以上に特色選抜の募集人員が多いことに驚いています。

これまで行われてきた推薦入試の募集定員（理数科、国際英語科の合計）と比べてみましょう。

推薦入試（これまで）	特色選抜（これから）
70名	90名

これまでの推薦入試の70名からこれからの特色選抜は110名。70名から90名へと20名の募集増となっていることがわかります。

大学入試での推薦入試やAO入試の活用もどんどん広がっており、これからは県立高校入試に関しても同様の流れになるのかもしれません。

また、球陽高校の特色選抜入試では英語と数学の適性検査を実施するとのことです。

2025年度入試より現行の推薦入試は廃止され、新しく特色選抜というのものに変わります。

各高校が発表するスクールミッションやアドミッションポリシーに照らして合否の判定が行われます。

詳細はこれから発表されますが、現在わかっていることを簡単にまとめてみましたのでご確認ください。

さきほど特別選抜の募集が45%になっていると書きましたが、球陽中の内部進学者をのぞいた200名を全体としたためです。内部進学がある分、特色選抜の枠が大きく見えてしまいます。内部進学者まで含めた280名を全体とした場合、特色選抜の募集は32%です。

見てみるとわかるように最も大きな変化は「学力検査あり」の部分です。一般入試と同じ問題を解き、その点数で合否が判断されるようです。

これまでは学力検査がなかったため推薦入試で合格が決まれば勉強をしなくなる生徒もいました。これからの制度では学力検査に向けてきちんと勉強する必要が出てきます。

内申点と学力検査の配点、面接の配点などはまだわかっていません。

いずれにせよ学力検査の点数は合否を左右することになるでしょうから、しっかり勉強していくことが賢明そうです。

特別選抜で重要になるスクールミッション、アドミッションポリシーとはどういったものなのでしょうか。

まずスクールミッションとは、学校が期待されている社会的役割や目指すべき学校像のことです。

球陽高校のスクールミッション
○地域の拠点校として、地域の教育資源を活用した教育活動を通じて、地域の未来を創造する意欲を持った生徒の育成 ○変化する社会に対応するため、幅広い知識と教養を身に付け、他者と協働して課題解決を図ることができる生徒の育成

未来を創造する意欲をもった生徒を育てる
幅広い知識と教養を身につけてもらう
他者とかかわりあいながら課題解決がはかれる生徒を育てる

といったところでしょう。

次はアドミッションポリシー（求める生徒像）です。

球陽高校のアドミッションポリシー
1、自ら学び、深く考え、ともに高め合う知性・創造性に富む生徒 2、豊かな人間性と高い志を有し、自己の目標に向かって努力する生徒 3、未来を切り拓く強い意志を有し、社会に貢献できる生徒

求める生徒像というところからもわかるように、これらの要素をもつ生徒に来てほしい。もっと言えば、これらの要素をもっている生徒をとりたいということです。

特色選抜においては、これらの能力や資質をアピールできる実績や取り組みを示せるかが鍵となりそうです。

本記事では球陽高校の文理探究科における一般入試と特別選抜の募集人数についてまとめてみました。

特色選抜ではスクールミッション・アドミッションポリシーを参照する必要が特にありそうです。

それではこれにて。

この記事を読んだ人の受験がすばらしいものになりますように。

こちらの記事は保護者さまからいただいた資料をもとに書きました。ありがタイガー(´∀｀)