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受験勉強のメイン教材にもあげられる過去問。
何を勉強すれば良いのかわからないということから、過去問を中心に勉強を進める場合もあります。
先日のオンライン入試セミナー「高校入試トラノマキ」にて「過去問中心にするのは年が明けてからでOK」とお話しました。
思っていたより遅いでしょうか?
今日はそのことについてお伝えしたいと思います。
ベンガルでは過去問を中心には勉強していません。
まだ基礎の固まっていない時期ならなおさらです。
時間もまだある。
力はまだ足りていない。
そんな時は時間をかけて基礎を広く固めていくことが必要だと考えています。
過去問は「お椀によそったすきやき」のようなものです。
お椀にはお肉が入っていたり白菜が入っていたりします。
しかし、お椀の中に入っている具材はすきやきのすべてではありません。お椀にすきやきの具をすべて入れるのは難しいのです。
次にはしらたきが入ったり、豆腐が入ったりします。しいたけかもしれないし、ねぎかもしれない。えのきかもしれない。いや、きゅうりかもしれない。
きゅうりはないだろ!
ないな。笑
でもやっぱりよそったお椀だけですきやきを網羅することは難しいのです。僕は何度も挑戦しましたが、無理なのです。お椀に対して具の種類が多すぎるのです。
すきやきを制するにはお椀でなく、鍋そのものを見つめなければなりません。
つまり、過去問は勉強すべき内容の「すべて」をおさえている訳ではないということ。
過去問に出題されているかどうかに限らず、基本に忠実に広く学習内容をおさえていく方向で進めていくのが良いと思います。
最初はインプットの時期。アウトプット中心の直前期にこそ過去問の価値が高まります。
また昨年は英作文の出題形式の変更がありました。
過去問だけで勉強をすると出題パターンの変化に対応しづらくなります。多様な形式にふれることができないからです。
県立高校入試の過去問を解くだけでなく、基礎的なテキストで幅広い形式の問題にふれておくのがのぞましいでしょう。
中3生には学校から夏休みの宿題として各科目の「総復習教材」が渡っています。
またベンガルでも同じように中1・中2の総復習教材で学んでいます。
基本的な内容をおさえつつ、いろいろな問題にふれながら学習を進めていけるようにしましょう。
ところで
なんですきやき?
それは、わからん…笑
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