沖縄県高校入試がよくわかるページ

特色選抜について〜選抜内容をもっとくわしく〜

こんにちは。うるま市にあります学習塾ベンガルです。

新しくはじまる「特色選抜」について記事を書いてきました。

記事の中で特色選抜の選抜項目に

学力検査
調査書
個人面接
集団面接
実技検査
口頭試問
独自検査
作文
プレゼン

などの内容があることを紹介しました。

これらは沖縄県の入試では聞きなれないものも含まれて、どういうものかわからず不安になったり、何をすればよいのかわからない人も多いと思います。

前回までの記事では内容についてふれるのが不足していると考えて、特別選抜の内容と対策だけに絞って書いたのが本記事です。

それぞれの内容を説明し、考えられる対策をベンガルとしてまとめました。ぜひお読みください。

目次

特色選抜とは

特色選抜とは令和7年度入学予定者からはじまる沖縄県の新しい特別入試の形です。

これまでの推薦入試における課題を克服するため以下の変更が行われました。

学力検査あり
受験生個人で出願
ICT利用
アドミッション・ポリシーの明示

これらについてのくわしい内容は以下の記事をご覧ください。

特色選抜の検査項目

新たに導入される特色選抜において選抜項目は以下の通りとなっています。

学力検査
調査書
個人面接
集団面接
実技検査
口頭試問
独自検査
作文
プレゼン

各高校が、これらの中からいくつかを選んで設定します。

たとえば以下の表のようになります。

この表の高校は選抜項目の幅がある高校をピックアップしたもので、⚫︎が試験内容となります。

スクロールできます
学力検査調査書個人面接集団面接実技検査口頭試問独自検査プレゼン
具志川高校⚫︎⚫︎⚫︎
コザ高校⚫︎⚫︎⚫︎
前原高校(文理)⚫︎⚫︎⚫︎
前原高校(英語)⚫︎⚫︎⚫︎
前原高校(総スポ)⚫︎⚫︎⚫︎
球陽高校⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎
美里工業(建築)⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎
資料を元にベンガルにて作成

各高校、各学科がいろいろな選抜方法をとっていることがわかります。それぞれの「期待する生徒像」にもとづいて設定されているのでしょう。

ちなみに美里工業高校の建築科のプレゼンテーマは「あなたがつくりたい建築物について」です。専門学科への愛と知識が求められる内容ですね。専門学科ほど、より尖った内容になっていく可能性もあります。

重視する観点などは以下の資料にくわしいので要チェックです。

選抜項目の説明と対策

実際の選抜項目の内容を見ていきましょう。

まだ行われていない試験なので一般的な内容とベンガル的な予測がたぶんに含まれています。ご了承ください。

各項目についての対策や練習方法、生徒が勉強できる内容も書いています。以下の表をご覧ください。

スクロールできます
項目説明対策・練習方法
学力検査学力検査は、主に国語、数学、英語、理科、社会の5科目について行われるテストです。
基礎知識と応用力を測るために、多様な問題が出題されます。令和6年度入試より各科目において「記述型問題」が10点分出題されるようになりました。
過去問や模擬試験を解くことで、出題傾向を把握しましょう。基礎から応用までの問題を繰り返し解き、各科目の弱点を克服するのが得策です。時間を計って練習することで、試験当日のペース配分を身につけます。
調査書調査書は、中学校の成績や出席状況、クラブ活動、特別活動、学校での様々な評価をまとめた書類です。
内申点として評価されることが多く、学力検査の結果と併せて総合的に判断されます。調査書は生徒の普段の努力や人格を反映する重要な資料です。
日頃から授業に真剣に取り組み、定期テストで高得点を目指します。特色選抜を受けるなら「主体的に取り組む態度」は高評価が良いです。クラブ活動やボランティアに積極的に参加し、検定試験にもチャレンジできるようにするなどして成績以外の面でも評価されるように努めます。
個人面接個人面接は、受験生一人ひとりと面接官が対話形式で行う面接です。
志望動機や将来の目標、これまでの学校生活について質問されます。受験生の人間性、意欲、コミュニケーション能力などが評価されます。
志望動機や自己紹介をしっかり準備し、何度も練習します。面接練習を行い、質問への対応力を鍛え、いろいろな人で話す機会を設けましょう。面接官に対して礼儀正しく、明るくはきはきと話すことを心がけます。
集団面接集団面接は、複数の受験生が一度に面接官の前で質問に答える形式の面接です。
入社面接のような個別でのやり取りだけのこともあれば、他の受験生とのやり取りや協力が求められるグループワークのような形もあります。コミュニケーション能力や協調性、リーダーシップが評価されます。
入社面接のようにグループになってはいても実質的には1対1の場合には個人面接と同様の対策でOKです。グループディスカッションなどの場合は、練習を通じて他の人と協力しながら意見を述べる力を養う必要があります。発言のタイミングや他の人の意見を尊重する姿勢を学びます。リーダーシップを発揮する場面を意識的に作ります。
実技検査実技検査は、特定の技能や能力を評価するための試験です。
例えば、スポーツの実技や音楽の演奏、美術の制作などが含まれます。受験生の専門的な才能や技能が評価されます。
受験する分野の技術や技能を日常的に練習します。専門の指導者からアドバイスを受けると効果的です。スポーツでも芸術系でもより高度なスキルを身につけるには時間がかかるものです。直前期ではなく、最もはやく練習をはじめる必要があります。
口頭試問口頭試問は、口頭での質問に対する回答を求める試験です。
面接に似ていますが、より専門的な知識や論理的思考力を評価することが目的です。学問的な内容や将来設計などの質問に対して即座に答える能力が求められます。
日頃から関連する分野の知識を深め、専門的な質問にも対応できるようにします。たとえば英語コースなどでは英語のスピーキングの実力を試します。質問の意図を理解し、的確に答える力を養いましょう。また、将来について話す機会が多いのも特徴です。教科的な内容だけでなく、それを自分の将来設計と結びつけて話せるようにしましょう。
独自検査独自検査は、各学校が独自に設定する試験です。
内容は学校によって異なりますが、特定の科目や技能、適性を評価するために行われます。受験生の特別な能力や適性を見極めるための試験です。
志望校の独自検査の内容を調べ、対策を立てます。多くの場合が通常の学力検査より難しい内容になっています。特定の科目や技能に関する参考書や問題集を利用し、重点的に勉強します。教科書や問題集の発展的な内容にふれておくこと等も日頃からできる対策です。
作文作文は、指定されたテーマに基づいて文章を書く試験です。
受験生の表現力、文章構成力、論理的思考力、創造力が評価されます。テーマは時事問題や将来の夢などが多く、言語化する力が重要です。
日頃から作文の練習を行い、様々なテーマについて書く力を養います。文章の構成を意識し、起承転結をしっかりと持たせるようにします。時事問題についての知識を深め、自分の意見を持つことも重要です。また、将来の夢や目標について書くことも多いものです。自分のことを言語化できるように練習しておきましょう。
プレゼンプレゼンは、特定のテーマについてスライドや資料を使って発表する試験です。
受験生のプレゼンテーション能力、コミュニケーション能力、論理的思考力が評価されます。内容の構成力や話し方も重要で、表現力も大切です。
プレゼンテーションの練習を行い、スライド作成や話し方の技術を磨きます。模擬プレゼンを行い、フィードバックを受けて改善します。話す内容をしっかりと準備し、わかりやすく伝える力を養います。

一般的なものとしてまとめていますが、大きくずれることにはならないと考えて公開しています。対策や練習をすることで、入試本番でも自信をもってのぞめればうれしいです。

まとめ 

選抜内容についてシンプルにまとめておきます。

学力検査:主に5科目について行われるテスト
調査書:学校での様々な評価をまとめた書類
個人面接:受験生一人ひとりと面接官が対話形式で行う面接
集団面接:複数の受験生が一度に面接官の前で質問に答える形式の面接
実技検査:特定の技能や能力を評価するための試験
口頭試問:口頭での質問に対する回答を求める試験
独自検査:各学校が独自に設定する試験
作文:指定されたテーマに基づいて文章を書く試験
プレゼン:特定のテーマについてスライドや資料を使って発表する試験

といった内容です。

専門的な内容を深めていくこと
言語化する力
相手に伝える表現力・コミュニケーション能力

などが必要とされるので、準備の中で力をつけていけるようにしましょう。

それぞれの志望校について調べながらしっかりと準備を進めていってください。

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入試の仕組みから勉強法まで

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